交通事故で引き起こされることの多い“ムチ打ち”ですが、いろいろな種類があるということをご存知でしょうか？ムチ打ちは種類によって現れる不調や違和感、そして改善方法が異なります。

病院の検査でムチ打ちと診断される約7～8割の人がこの「頚椎捻挫型」です。事故などの強い衝撃を受けて首の筋肉が断裂したり、過剰に伸ばされたりして損傷が起こった状態を指します。
わかりやすくいうと、「首の捻挫」です。つっぱったような感じ、重くてだるい感じがあるのが特徴です。損傷した組織は8～10週間ほどで回復に向かいますが、違和感が残ってしまう方もいらっしゃいます。

首から肩にかけての筋肉・靭帯などが一時的に伸びてしまった状態のことです。ムチ打ちの中では最も軽いもので、軽度の痛み・こりといった不調が現れます。
痛みも数日で引きますし、自然と解消しているケースがほとんどです。後遺症をもたらす可能性は低いですが、自己判断せず、念のため病院などでしっかり検査を受けるようにしましょう。

体内の血流の調整、目・耳・心臓の機能にも重要な役割を担う交感神経が損傷することにより、耳鳴り・めまい・吐き気・頭痛など様々な症状が引き起こされます。
人によっては食欲不振に陥る場合もありますし、不眠や全身の倦怠感など日常に大きな支障をきたす不調が出る場合もあります。

脊髄から出ている頚部の神経が、車の追突などにより引き伸ばされたり、圧迫を受けたりすることで引き起こされます。
頚椎神経根型の厄介なところは、傷害が残った神経根の支配下にある部分にまで弊害が起こる可能性があるというところです。しびれ・筋力の低下・知覚障害・麻痺・反射異常などの症状が出ます。

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