サッカーでの打撲の治療例(スポーツ障害・外傷治療)
【患者様】
10代 男の子 サッカー部
【原因】
サッカーの試合中に相手選手の膝が左膝裏にぶつかり、負傷。
【所見】
左膝裏のすぐ下のふくらはぎ部分に腫れがみられ、圧痛がひどく、軽く触るだけで強い痛みが出る。
内出血の痕は見られないが、足首を動かしたり、ふくらはぎをストレッチした時、歩行時に痛みがある。
今回の打撲の場合、内出血が表面ではなく奥に溜まっていることが想定できる。
【治療内容】
患部に低周波治療器を当てて筋肉を刺激し、その後溜まった内出血を散らす目的で超音波治療器を長めに当てた。
表面に強い痛みが出ているために軽擦法で軽く擦って湿布を貼った。
数日の安静と継続して治療を行っていくようアドバイスを行った。
【まとめ】
サッカーやラグビーなどのコンタクトスポーツにはよく見られるケガです。今回のケガのポイントは、筋肉などの組織は全て内圧で保たれていて、奥に内出血が溜まってしまうと打撲した部位の内圧が高くなってしまい、痛みがひどく出てしまうことがあるために、内出血がどこに出ているかきちんと判断することが大事になります。また、痛みを我慢して運動を行うとさらにひどくなり太ももだと「膝が曲がらない」やふくらはぎだと「歩くのも痛い」など重症化する場合がありますので、早期の治療と安静が大事になります。「ただの打撲」と判断せず、痛みがひどい場合はすぐに診察を受けて治療を行いましょう。
スポーツ障害・外傷などで整骨院をお探しの方は、古賀市のおがわ整骨院へお気軽にご相談下さい。
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シンスプリントの治療例(スポーツ障害・外傷治療)
【患者様】
10代 男の子 陸上長距離選手
【症状】
2週間前から右足のすねの内側に痛みが出てくる。練習量は少し減らしていたが、修学旅行でスキーをしたことで痛みがひどくなる。
歩行時に痛みはないが、階段昇降時に痛みあり。
【所見】
右すね内側の筋肉だけでなく、脛骨(すねの骨)にも圧痛があるため、骨膜にも炎症が起こっていると考えられる。足の底背屈時(足首を起こしたり伸ばしたりする動き)に痛みが出る。
また、足の状態が偏平足なため、シンスプリントになりやすい足であることも言える。
【治療内容】
右すね内側の骨膜の炎症が考えられるため、骨癒合を促進する微弱超音波治療により、骨膜に直接アプローチをして炎症を早く抑えるようにした。
偏平足のため、下腿(膝から下)の筋肉全体が硬くなっているために手技により筋肉を緩めた。
また、足関節のアライメント調整を行い、足関節の動きを誘導。
最後に足裏のアーチを作り出すファイテンソラーチで偏平足に対してアプローチした。
治療後に痛みの状態を再度チェックしたところ、患部の圧痛はあるものの、足関節の底背屈時の痛みが軽減した。
シンスプリントは走ったり跳んだりする競技に多くみられますが、足のアーチの状態や足首の動きが重要になります。また、痛みを我慢して運動を続けていると、筋肉の痛み➔骨膜炎➔疲労骨折と重症化する可能性もありますので、痛みが出たらすぐに治療に行くことをおススメします。
スポーツ障害・外傷でお悩みの方は、古賀市のおがわ整骨院へお気軽にご相談下さい。
むちうちの治療例(交通事故治療)
【患者様】
20代 男性 会社員
【症状・所見】
信号停車中、後方車両に追突された時に右頚部を負傷。(むちうち)
右頚部に圧痛、鈍痛あり。また、頭痛や気分が悪くなったりもする。右肩を挙げた(挙上、外転時)時に右頚部から肩にかけて痛みが出る。
事故後1ヵ月間、整形外科に週1回通院するも症状が緩和されないため、患者様の希望により当院へ転院される。
【治療内容】
右頚部から肩にかけて低周波治療器で筋肉を刺激。トリガーポイント治療(実際に痛みを感じているところとは別の部位に痛みの引き金となっているポイントを治療する)を含めた手技療法に経筋治療(右頚部に関与する筋肉やツボを使って遠隔的に頚部にアプローチする)を用いて施術。
患部は圧痛が強いために鎮痛効果が期待できる超音波治療器にて治療。肩の可動域に関しては、むちうちの影響も考えられるために、痛みが出ない範囲でストレッチを行った。
【経過】
施術開始から徐々に患部の圧痛と鈍痛は軽減し、それに伴って肩の可動域も改善。施術期間およそ2ヵ月半で治癒。
むちうちは患者様それぞれに症状が違ってきます。問診の際に患者様の症状や状態に合わせて治療方針を決めていきますので、むちうちなどの交通事故治療で整骨院をお探しの方は、古賀市のおがわ整骨院へお気軽にご相談下さい。
成長期のスポーツ選手は体のケアが大事!
成長期の子どもの体は、骨や筋肉も発育途中で、大人と比べても骨密度や筋肉の発達も十分ではありません。よって、突然痛みが出てきたり、ケガをしやすかったりします。
①発育に個人差があるために、ケガの発生や再発の予測が困難
成長期は体力や筋力、持久力や柔軟性などに個人差があるために、同じ練習内容でも体への負担のかかり方が変わってきます。また、バランス感覚や瞬発力、持久力、筋力などは発育の過程で伸び方が変わります。ジュニア期には運動の基礎となる柔軟性やバランス感覚、体の使い方などを養うことをおススメします。
②骨や筋肉が未発達で、フォームも未熟なために負担になっている
野球で例えると、投球動作において股関節の使い方はとても重要になります。体がしっかりできていない子は投球の際に股関節がうまく使えず、上半身の動きに頼って担ぎ投げ(腕投げ)になってしまい、肩や肘を痛めてしまいます。
③急激な骨の成長により筋肉の成長が追い付かずケガの要因になる
成長期には1年間に10㎝以上背が伸びることがあります。オスグッド病(膝)やセーバー病(かかと)のような成長痛は、骨の成長に筋肉の成長が追い付かず、また、過度な運動によって筋肉を硬くしてしまい、筋肉が付着部の成長軟骨を引っ張ってしまい発症します。
④成長期のケガは後遺症も残ることがあるので、早期の治療が大切
成長期に起こる腰の疲労骨折とも呼ばれる腰椎分離症。オーバーワークによって起こりますが、大人になってもこの分離症がきっかけで腰痛に悩まされている方も多くいらっしゃいます。
成長期には「いつの間にか痛くなった」「原因がよく分からない」などといった痛みはよくあります。お子さまが気づかないうちにオーバーワークになっていたり、反復練習などで同じところに負担がかかり続けてしまっている場合があります。日頃からストレッチなどのセルフケアはもちろんですが、痛みが少しでも出てきたら我慢をせず、ひどくならないように治療と休息で体のコンディションを整えましょう。
次回のブログは『ケガをしないための体作りの3本柱①「食べる」』です。
子どもに起こりやすいスポーツ外傷・障害
スポーツをしている子どものケガには、捻挫や骨折の他に、
オスグッド病やセーバー病などの成長期特有の痛みがあります。
①肩
野球肩(腱板損傷)(関連ブログ:棘下筋~肩のインナーマッスル~)
②肘
野球肘、テニス肘
③腰
腰椎分離症(ブログ:腰椎分離症~成長期の腰の痛み~)
④手、手首
腱鞘炎、捻挫(突き指)、打撲、骨折
⑤膝
オスグッド・シュラッター病(ブログ:オスグッド・シュラッター病)
分裂膝蓋骨(ブログ:有痛性分裂膝蓋骨~膝のお皿の症状~)
ジャンパー膝(ブログ:ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎))
タナ障害
靱帯損傷
⑥足、足首
シンスプリント(ブログ:シンスプリント~すねの内側の痛み~)
セーバー病(ブログ:セーバー病~成長期のかかとの痛み~)
有痛性外脛骨(ブログ:有痛性外脛骨)
足底腱膜炎
足関節捻挫(ブログ:足首の捻挫)
当院でも多く診られるスポーツでのケガを紹介しましたが、痛みなくスポーツを楽しむためには、日々の体のケアやケガをした後のケアやリハビリが大事になります。普段からしっかりストレッチを行い、ケガをしたり痛みが出た時にはアイシングを行いましょう。(ブログ:アイシングのやり方)
次回のブログは、「成長期のスポーツ選手は体のケアが大事!」です。
外反母趾の治療例(足の痛み)
【患者様】
50代 女性 去年までジムに通っていた
【症状】
6年位前から靴を変えると両足の親指の付け根に痛みを発症。そして、半年前からは仕事帰りに毎日痛みが出ていた。左右差は右側が痛みが強く出ている。
【所見】
両足親指の付け根に疼痛・圧痛(右>左)、発赤あり。外反母趾の角度右25°、左30°(15°以上が外反母趾)中足骨部分の横アーチは崩れ、足指も使えていない浮き指状態になっている。
【治療内容】
足背・足底に低周波治療器で筋肉を刺激。その後、膝から下の筋肉を手技により緩める。外反母趾の改善に大事なことは足の状態を変えること。当院設置のファイテンソラーチで足裏のアーチを作り出し、ファイテントーケアで足指間を刺激して足指を使いやすくし、足裏の状態や感覚をチェックして治療は終了。
外反母趾の改善には継続的な治療と経過を診ていくことが重要です。足指が使えているか、アーチが崩れていないかがポイントになります。
外反母趾や浮き指など足の痛みや症状でお悩みの方は、患者様の状態に合わせて治療を行っていきますので、古賀市のおがわ整骨院へお気軽にご相談ください。
ジャンパー膝の治療例(スポーツ障害・外傷治療)
【患者様】
10代 女の子 バレーボール選手
【症状】
バレーボールの試合の後に、左膝に痛みが発症。走ることはできるが、ジャンプする時に痛みが出る。
【所見】
左膝の膝蓋靱帯に圧痛あり。左太ももの完全屈曲は可能。左太もも全面(大腿四頭筋)に筋肉の硬さがみられる。
両膝にオスグッド病の既往歴あり。今回は脛骨粗面に圧痛はないため、ジャンパー膝(膝蓋靱帯炎)と判断。
【治療内容】
まず、硬くなった筋肉を緩めるために低周波治療器を使用。その後、太ももを中心に左下肢全体を手技で直接緩める。
完全屈曲が可能なため大腿四頭筋のストレッチを行う。最後に超音波治療器で患部を当てて、鎮痛効果や治癒の促進を図る。
【セルフケアの指導】
ジャンパー膝はストレッチ不足によって起こるケースが多いため、太もも周り(特に大腿四頭筋)のストレッチを指導。
また、練習後にはアイシングを行うように指導した。
【最後に】
治療内容に関しましては、患者様の症状に合わせて方針を決めております。ジャンパー膝は痛みがひどくなると膝が曲がらない、歩くのも痛くなるなど日常生活にも支障をきたしたしまいますので、症状が出たら早めの治療をおススメします。膝の痛みなどでお悩みの際は、古賀市のおがわ整骨院へお気軽にご相談ください。
第3回益子直美カップ2日目(古賀市のおがわ整骨院ブログ)
益子直美カップ2日目の担当会場は、
女子3・4位トーナメントが行われた自由ヶ丘南小。
古賀市の小野ジュニアは3位トーナメントで頑張って
いましたが、残念ながら優勝には届きませんでした。
2日目はケガもなく無事に終わることができました。
そして、東海大付属福岡高校へ移動です。
すでに決勝が行われており、男子は古賀男子ジュニア
と太宰府西ジュニアが熱戦を繰り広げていました。
フルセットの末、古賀男子ジュニアが優勝!!
ハラハラドキドキするとてもいい試合でした!
閉会式は表彰とMVPの発表。
あっという間に2日間の日程が終わりました。
6年生は小学校生活も残り2ヵ月余り。
みんなとの残りの時間を楽しんで、中学校でも
バレーに打ち込んでもらいたいと思います。
益子直美様、実行委員の皆様、大会関係者の皆様、
大変お疲れさまでした!!
第3回益子直美カップ初日(古賀市のおがわ整骨院ブログ)
宗像市のグローバルアリーナ、東海大付属福岡高校、他2会場
で開催された第3回益子直美カップに参加させて頂きました。
午前中はイベントが、午後は予選が行われました。
選手のテーピングに始まり、一般の方の治療、指導者の方々から
の痛みの相談など多くの方に利用して頂きました。
小学生はやはりオスグッドが多いですね・・・
その後、男の子が試合中に相手の足に乗って足首を捻挫・・・
アイシングなどで応急処置を行いました。
明日もありますので、しっかりとケガの対応など行っていきたいと
思います。
古賀市のおがわ整骨院は今年も益子直美カップに参加
2017年始まっての最初のイベントは
益子直美カップ小学生バレーボール大会です。
明日から2日間、医療スタッフとして参加させて頂きます。
今年もケガの治療やテーピング、痛みの相談など
しっかりと大会をサポートしていきたいと思います。
準備万端!2日間頑張ってきたいと思います!