足の症状で多くの女性にみられるのが「外反母趾」
外反母趾とは、足の親指が小指側に向いてしまい、親指の付け根が「く」の字のように飛び出した状態を言います。
上の写真のように、親指の角度(外反母趾角)が5~8度が正常ですが、15度以上で外反母趾と判断します。
親指の付け根の飛び出たところが赤く腫れたり、靴を履いた時に当たって痛みが出たりします。ひどくなってくると隣の第2趾の上や下に重なってしまったりすることもあります。
外反母趾の原因
①足裏のアーチの崩れ
足裏のアーチ(特に横アーチ)が崩れると、足の指の付け根が広がる「開帳足」になってしまいます。この状態から外反母趾が進行していきます。
②足に合っていない靴、靴を履く時間
先が細くなっているパンプスのような靴などを履いたり、靴を履く時間が長くなると足の指が使われにくくなり、足の指の筋力が低下してアーチが崩れてきます。
③歩き方
「ペタペタ歩き」のように足の指を使わない歩き方や、かかとを擦って歩く歩き方などは、足の指を使わないので足の指の筋力が低下して足裏のアーチが崩れ、外反母趾の進行につながります。
④運動不足
運動不足により足の指の筋力が低下してアーチが崩れて外反母趾の進行につながります。
改善・予防法
大事なことは、足の指を使えるようにして、足裏のアーチや機能を取り戻すことです。
足裏の機能を取り戻す運動はこちらをご覧ください。
『足裏のカンタンな運動 ~転倒・スポーツ障害予防に~』
また、当院には中足骨を刺激して足裏のアーチを作り出すファイテン ソラーチを設置しています。
外反母趾の改善に効果がありますので、外反母趾でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。