「足」と言うと、腰から下のことをイメージされますが、
今回は、足底(足裏)に注目していきたいと思います。
小さい頃、「靴を履きながら外に出た時に、足の裏に違和感を
感じて靴を脱いで確認すると小石が入っていた」という経験は
ありませんか??
足裏の感覚受容器は「高感度センサー」であり、足裏で
感じた様々な情報を中枢に伝達し、姿勢制御やバランス感覚
などを働かせます。
しかし、日常生活において靴などを履くことが多く、自宅でも
靴下やスリッパなどを履いていたり、裸足で過ごすことが減って
きているため、足裏の機能が低下する傾向にあります。
足裏の機能が低下すると、姿勢制御やバランス感覚に影響が
出てきます。
特に足裏の接地面と足の指の筋力は重要で、
試しに、片足立ちで接地している足の指を地面から
浮かせたり、逆に地面を踏みしめるように指に力を
入れたりしてみてください。
バランスがとりやすいのはどちらでしたか??
足の裏の接地面が広ければ広いほどバランスは安定しますが、
足の指が使えている使えてないで大きく変わります。
足裏の接地面が少なくバランスも安定していない状態だと
高齢者の場合、転倒につながりますし、スポーツ選手は
様々なケガや障害につながってしまいます。
また、バランスは問題なくても足の指が使えてないままだと、
外反母趾・内反小趾などの原因にもなります。
まずは、自分の足の3点(かかと・母趾球・足の指)がきちんと
接地しているかをチェックしてみましょう。
もし、足の指が接地していなければ、「浮き指・指上げ足」に
なっているかもしれません。
足の機能を取り戻して、転倒予防や障害予防につなげましょう。
次回は、足裏のカンタンな運動 ~転倒・スポーツ障害予防に~
を紹介します。
新宮町・古賀市の整骨院はおがわ整骨院
2015.02.26