ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)とは、
バレーボールやバスケットボールなどのジャンプ動作を
頻繁に行うスポーツや、サッカーなどのボールを蹴ったり、
ダッシュするなどの動作を繰り返し行うスポーツに多く
診られます。
ジャンパー膝の症状は下の図の3ヶ所で発症し、
①お皿の上から大腿四頭筋(太ももの前の筋肉)腱付着部
(約20%)
②お皿の下から膝蓋靭帯付着部 (約70%)
③膝蓋靭帯中央から脛骨粗面 (約10%)
ジャンパー膝は②の部分で多く発症します。
原因はオーバーユースによるもので、ジャンプやダッシュを
繰り返し行うことで大腿四頭筋の柔軟性が低下し、膝蓋靭帯に
ストレスがかかり、微細損傷が起こり痛みが出現します。
また、大腿四頭筋の筋力低下でも起こってきます。
年齢別では、高校生~大学生くらいまでの激しい運動を頻繁に
行うスポーツ選手に多く診られます。
ただし、成長期のスポーツ選手にも起こってきますので、
成長期に多い「オスグッド病」とは痛みが出るところが少し
違いますので注意が必要です。
症状は、お皿の周囲に炎症が起こることによって、腫れや熱感、
押すと痛いなどです。また、痛みの程度によっては、
「日常生活は大丈夫だけど、運動後に痛みが出てくる」
「運動中・運動後に痛みは出るけど、運動は行える」
「日常生活でも痛みがあり、運動に支障をきたす」
「膝蓋靭帯が完全に断裂している」
という段階があります。
ジャンパー膝の原因はオーバーユースです。
痛みを我慢して運動を続けると日常生活にも支障をきたし、
「膝の曲げ伸ばしができない」「階段の上り下りができない」
「まともに歩けない」といった状態にもなりかねません。
症状が出てすぐに治療を行えば、重症化することもありません。
気持ちよく、思い切り運動ができるように
「早期発見・早期治療」を心掛けましょう。
日常生活や運動中の気になる痛みがございましたら、
お気軽にご相談ください。
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2015.02.05