おがわ整骨院 整骨院コラム

2014.10.07

棘上筋 ~肩のインナーマッスル①~

 
 肩には「腱板(ローテーターカフ)」と呼ばれるインナーマッスルが4つあります。
 「棘上筋」「棘下筋」「小円筋」「肩甲下筋の4つの腱板は、肩関節を安定させ動かすのに重要な働きをしています。


棘上筋





起始:肩甲骨の棘上窩

停止:上腕骨の大結節、関節包

支配神経:肩甲上神経(C5)

働き:肩関節の外転(腕を真横から上げる動作)、上腕骨を引き上げて固定する


損傷しやすいスポーツや動作
 野球やテニス、バレーボールなどの肩を使うスポーツ
 転倒や重い物を一気に持ち上げたとき
 肩を上げた時に、骨の下で腱が挟まれてしまう(インピンジメント)
 肩関節脱臼や肩鎖関節脱臼に伴う損傷
 布団の上げ下ろしや洗濯物干しなどの家事
 加齢に伴う腱の老化                 など


症状
 じっとしていて痛い、寝ていて痛い(夜間痛)
 腕の上げ下ろしの時の痛み
 腕を上げ下ろしの時に引っかかり感や音がする
 腕を上げたときにその位置でキープできない
 自分の力では痛くて腕を上げることはできないが、人から上げてもらうと少し楽に上げられる



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