『コッドマン体操』とは、振り子体操やアイロン体操とも言われ、肩関節に拘縮(関節が固まって可動域が悪くなること)が起こった際に関節可動域を広げるために行うリハビリです。
関節拘縮とは、四十肩や五十肩、ケガなどによる長期固定によって引き起こされ、一度固まってしまうとすぐに関節可動域が戻ることはなく、リハビリが必要になります。
そこで今回は、自宅でカンタンにできる四十肩・五十肩のリハビリ『コッドマン体操』を紹介します。
基本姿勢
①腰より少し低い高さの台に「痛くない方の手」をついて少し前かがみになります。
②「痛い方の手」で1kg程度のおもり(ダンベル、アイロン、500mlのペットボトルなど)を持って、肩の力を抜いて下に垂らします。
運動時のポイント・注意点
・痛みが強い場合は、何も持たずに運動を行いましょう。
・運動時は肩や腕の力で「腕を動かす」のではなく、身体を揺らしてその振動で「腕を振る」ようにしましょう。
・運動前に体や肩を暖めておくと効果的です。
・最初は運動の回数も控えめに行い、慣れてきたら回数を少しずつ増やしたり、振る角度も大きくしていきましょう。
前後の運動
垂らした腕を前後に振ります。(10回×3セット)
左右の運動
左右に振ります。(10回×3セット)
円描き運動
円を描くように内回し・外回しをします。(10回×3セットずつ)
炎症や痛みがある時の運動は、無理をし過ぎないようにしましょう。
不安な場合は、専門家の指導のもとで運動を行いましょう。
運動中に異変を感じたら、すぐに中止してください。
新宮町・古賀市の整骨院は、おがわ整骨院
2014.09.17