おがわ整骨院 整骨院コラム

2014.07.09

変形性膝関節症の症状

最近テレビなどでも取り上げられている『ロコモティブシンドローム』という言葉をご存じですか??

ロコモティブシンドロームとは、2007年に日本整形外科学会が「骨、関節、筋肉など体を支えたり動かしたりする運動器の機能が低下して、要介護や寝たきりの状態になるリスクが高い状態」と定義した言葉で、50歳以降に運動器の傷害が多発しているのをきっかけに提唱されています。

身近に感じる症状で「変形性膝関節症」もロコモティブシンドロームの1つと言えます。


変形性膝関節症とは・・・

 加齢や筋力低下、肥満をきっかけに半月板や軟骨などがすり減り、膝関節に負担がかかることにより炎症が起こったり、関節が変形して痛みが生じます。50歳代以降で比較的女性に多くみられますが、初期の段階では痛みがすぐに落ち着いたり、痛みがあっても「歳のせいだから・・・」と諦めて治療に行かれてない方は多いですが、一度症状が現れると若いときの状態に戻ることは難しく、症状も悪化して進行していくことが多い病気ですが、適切な治療とリハビリによって進行を遅らせることで、普通に日常生活を送ることができます。

痛みは膝の内側に出ることが多い

 筋力低下は太ももの筋肉でも、特に内側の内側広筋内転筋群が落ちやすいため、太ももの筋肉のバランスが悪くなり、膝の内側に負担がかかりやすくなります。そして、負担がかかり続けることにより、半月板や軟骨なども傷つけられ、痛みが強く現れます。また、関節の変形が徐々に進んでいき、O脚に変形することが多く診られます。

人によって症状の出方、進み方は違う

 O脚に変形していても症状が出ない人もいれば、変形はなくても痛みが強く出ている人など症状は様々です。変形性膝関節症の進行度の目安になるのが自覚症状です。

 初期の段階では膝に違和感が出る程度で、少し時間が経つと痛みがなくなるのがほとんどです。この状態から進行しない人もいます。

 症状が進行してくると痛みがはっきりと感じられるようになり、膝が伸びきらない・曲がりきらない状態や、正座ができない、かがんだり、階段の上り下りが辛いなどの症状を訴えます。また、膝に炎症も起こってくるため、腫れ・熱感・水が溜まるなどの症状も出てきます。膝の変形も診られるようになります。

 末期になってくると日常生活に支障が出るほどの痛みになってきます。そのため、歩行時の痛みにより外出も少なくなり、活動範囲が狭くなってしまいます。膝も見た目で分かるくらいまで変形してきます。


変形性膝関節症は発症しても早期治療とリハビリにより痛みなく日常生活を送ることができます。

当院では、治療に加えて自宅でも簡単にできるリハビリも行っていきますので、膝の痛みなどでお悩みの方はお気軽にご相談ください。



古賀市・新宮町のおがわ整骨院
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